北海道大学には、有名な「ポプラ並木」とは別に、「平成ポプラ並木」と呼ばれる場所があります。
名前が似ているため、「ポプラ並木と何が違うの?」「どこにあるの?」と思ってしまいますよね。
平成ポプラ並木は、正門やポプラ並木から少し離れていますが、北海道らしい広々とした景色と、静かな雰囲気を楽しめる場所です。
この記事では、札幌在住の管理人が実際に歩いた経験をもとに、ポプラ並木との違いや行き方、現地の雰囲気をわかりやすく紹介します。
平成ポプラ並木とは?
平成ポプラ並木は、北海道大学の創基125周年記念事業として、2000年(平成12年)に整備された比較的新しいポプラ並木です。
平成の時代に誕生したことから、「平成ポプラ並木」と名付けられました。
有名な「ポプラ並木」から採取した枝を挿し木で育て、約300mにわたって植樹されています。
歴史あるポプラ並木とは場所も雰囲気も異なり、周囲に広がる農場とともに、北海道らしい開放的な景色を楽しめるのが特徴です。
平成ポプラ並木とポプラ並木の違い
「平成ポプラ並木」と「ポプラ並木」は名前は似ていますが、場所や歴史、景色の雰囲気は異なります。
まとめると、こんな感じになります。(↓)
| 比較項目 | 平成ポプラ並木 | ポプラ並木 |
|---|---|---|
| 始まり | 2000年(平成12年)に整備された | 1903年に植林が始まった |
| 場所 | 札幌キャンパスの北西部 | 札幌キャンパスの西側 |
| 長さ・歩ける範囲 | 約300mにわたってポプラが並ぶ | 現在は入口から約80m先まで散策できる |
| 雰囲気 | 農場を見渡せる開放的で静かな場所 | 歴史を感じられる北大の定番スポット |
| 観光客 | 比較的少ない | 比較的多い |
平成ポプラ並木は周囲に農場が広がり、北海道らしい開放的な景色を楽しめるのが特徴です。
一方、ポプラ並木は100年以上の歴史があり、北大を代表する観光スポットとして知られています。
ポプラ並木は多くの観光ガイドで取り上げられていますが、平成ポプラ並木は詳しい観光ガイドでないと載っていないことが多いです。
それだけに、平成ポプラ並木は穴場の観光スポットだと言えます。
平成ポプラ並木の場所と行き方
まずは平成ポプラ並木の場所を地図で確認しましょう。
下の図は、正門を入ってすぐ右にある案内板の写真に、「平成ポプラ並木」と「ポプラ並木」の位置を書き込んだものです。(↓)

この地図を見ればわかりますが、「平成ポプラ並木」は「ポプラ並木」から離れたところにあります。
「平成ポプラ並木」へは複数のルートがありますので、ここから詳しく解説します。
正門から入るルート
まずは、正門からキャンパス内に入って平成ポプラ並木に向かうルートを紹介します。
ということで、まずは正門を目指しましょう!
JR札幌駅の西コンコースの北口を出ます。(↓)

北口を出ると、すぐに横断歩道がありますので、ここを渡って左に曲がります。(↓)※右に曲がるルートでも正門に行けます。

ホテル「ルートイン」横の道を進んで、交差点まで歩きます。(↓)

この交差点を右に曲がります。(↓)

少し歩くとセイコーマートのある交差点に出ますので、ここを真っ直ぐに渡ります。(↓)

北大の正門に到着しました。(↓)

JR札幌駅から北大の正門までは徒歩3分くらいです。
では、正門を入って平成ポプラ並木を目指しましょう!
正門を入ると、すぐ左に「エルムの森」というインフォメーションセンターがありますので、ここで北大の地図をもらってもよいと思います。(↓)

また、カフェも隣接していますので、ここで軽い食事もできます。
少し歩くと、左側に「中央ローン」と呼ばれる、緑豊かな場所が見えます。(↓)

「中央ローン」の右側には「古河記念講堂」と呼ばれる白い建造物が立っています。(↓)

そして、古河記念講堂を少し進んだところの左の角には「クラーク像」があります。(↓)

多くの観光客は、この「クラーク像」のところで写真を撮りますね。
ここから右に向かって大きな道路(メインストリート)が走っていますので、この道路を進んでいきます。(↓)

すぐ左側に見えてくるのが「エルムの森」と呼ばれる場所です。(↓)

ちなみに、先ほど出てきたインフォメーションセンターの名前も「エルムの森」ですので、同じ名前です。
そして、「エルムの森」を超えたところに「総合博物館」があります。(↓)

この総合博物館も管理人おすすめのスポットです。
入館料は無料ですので、お時間があれば、気軽に寄ってみてはいかがでしょうか。
そして、総合博物館を超えたところに案内板がありますが、ここを左に曲がると「ポプラ並木」に行けます。(↓)

今回の目的地は「ポプラ並木」ではなく「平成ポプラ並木」ですので、左には曲がらず、真っ直ぐに進みます。
右側に「セイコーマート」も見えてきます。(↓)

このセイコーマートでは、2階にテラスがありますので、買った物をここで食べることもできます。
そして、すぐ左側には「大野池」があります。(↓)

この大野池では観光客や市民の人たちがくつろいでいる姿をよく見かけます。
大野池を過ぎると、右側に「イチョウ並木」が見えてきます。(↓)

イチョウ並木も通過して、メインストリートをさらに北に向かって進みます。(↓)

少し歩くと、下の写真のような記念プレートを見ることができます。(↓)

東京オリンピックのマラソンが、暑さ対策として東京から札幌に移転されたわけですが、北大がそのコースになったことを示す記念プレートです。
さらに進むと、こういう案内板が見えてきますので、この角を左に曲がります。(↓)

ここから「平成ポプラ並木」への案内板はありませんが、比較的大きめの道を歩いていけば、たどり着けます。
途中でこのような案内板がありますので、ここを右に進みます。(↓)

北大の学生寮である恵迪寮の寮歌「都ぞ弥生」の歌碑がありますので、ここを右に進みます。(↓)

原生林の中を歩いているわけですが、とても大学の中とは思えない景色が続きます。(↓)

グラウンドの向こうに「平成ポプラ並木」が見えてきましたので、もう少し歩きます。(↓)

平成ポプラ並木に到着しました。(↓)

この「正門から入るルート」では、JR札幌駅から平成ポプラ並木まで徒歩で20分前後です。
原生林の中を通るため、新緑から夏にかけての季節は、森林浴ができるのが当コースの最大の魅力です。
北大をゆっくり散策したい方には、非常におすすめのコースです。
大学の西端を通るルート
次に、大学の西端を通るルートを紹介します。
大学の西端にフェンス沿いの歩道がありますので、この歩道を大学を右手に見ながら歩くことになります。
赤い線がルートです。(↓)

では、写真とともに案内していきます。
JR札幌駅からセイコーマートのある交差点(下の写真)までは、先ほど紹介した「正門から入るルート」と同じです。

JR札幌駅西コンコースの北口を出たら、目の前の横断歩道を渡って左へ進みます。ホテル「ルートイン」横の道を歩き、セブンイレブンのある交差点を右折すると、セイコーマートのある交差点に到着します。
より詳しい道順は「正門から入るルート」をご覧ください。
セイコーマートのある交差点に着いたら、正門には向かわず、セイコーマート横の歩道を西方向へ進みます。(↓)

信号を渡ってさらに進みます。(↓)

北大構内への入口がありますが、ここには入らず、さらに前に進みます。(↓)

歩道橋も通過します。(↓)

歩道橋を通過して右にカーブすると、あとはほぼ真っ直ぐに進むだけです。(↓)

東南方向には、札幌駅があるJRタワーも見えます。(↓)

さらに進むと、下の写真のような門がありますが、ここからは入れません。(↓)

さらに進むと、「平成ポプラ並木(左)」と「ポプラ並木(右)」が同時に見えてきます。(↓)

2つの並木がパノラマで見えるのは、このルートの最大のメリットです。
もちろん、真横から見る「ポプラ並木」も美しいです。(↓)

さらに進むと、農場への入口が見えてきます。(↓)

この入口を知っているのは関係者か、この場所をよく通る地元の人くらいだと思います。
ほとんどの観光客はここに来ること自体がないため、知らないはずです。
目的地はもう少し先ですが、ここでちょっと入ってみましょう。
こんな絶景が広がっています。(↓)

放牧されている牛たちも気持ちよさそうです。(↓)

ここから「ポプラ並木」も見えます。(↓)

農場内に入るのはNGです。農道から景色を眺めたり、写真を撮ったりする程度にとどめましょう。
では、農場を出て、目的地に向かいましょう。
かなり近くになってきましたが、この景色も綺麗ですよね。(↓)

そして、「平成ポプラ並木」の入口に到着しました。(↓)

この「大学の西端を通るルート」では、JR札幌駅から平成ポプラ並木まで徒歩で20分前後ですので、「正門から入るルート」とほぼ同じくらいです。
確かに遠いですが、ここに到着するまでに、横からのポプラ並木や広い農場を見ることができますので、このルートは非常におすすめです。
地下鉄北18条駅からのルート
札幌の地下鉄には「東西線」「南北線」「東豊線」の3つの路線がありますが、平成ポプラ並木の最寄り駅は「南北線」の「北18条駅」になります。
下の図は「南北線」の路線図です。(↓)

上の図を見てわかるとおり、「北18条駅」は「さっぽろ駅」から2つ目の駅です。
「麻生行き」と「真駒内行き」がありますので、間違いないように注意しましょう。
「北18条駅」の2番出口を出ます。(↓)

「北18条駅」の2番出口を出たところの景色です。(↓)

2番出口を出てすぐに左に曲がります。(↓)

大きな交差点に出ますので、真っ直ぐに進みます。(↓)

次の交差点に出ますので、ここも真っ直ぐに進みます。(↓)

すぐ左に北大キャンパスが見えてきますが、ここが「北18条門」です。
横断歩道を渡ってから左に入ります。(↓)

このメインストリートをしばらく真っ直ぐに進みます。(↓)

右側に「北図書館」が見えてきますが、ここも通過します。(↓)

まもなく、右に曲がることを示す案内板が見えてきますので、この角を右に曲がります。(↓)

これ以降は「正門から入るルート」と同じで、比較的大きめの道を歩いていけば、たどり着けます。
北18条駅から平成ポプラ並木までは徒歩で15分ほどです。
平成ポプラ並木の最寄り駅は「北18条駅」ですが、わざわざ地下鉄を使うのはおすすめしません。
正門から入って北大キャンパスを散策したり、キャンパスの西端を農場を見ながら向かったほうが楽しいからです。
ただ、選択肢の一つとして「地下鉄北18条駅からのルート」もある、ということを知ってもらえばいいかなと思います。
平成ポプラ並木の見頃はいつ?
平成ポプラ並木は、ポプラ並木同様、季節によって異なる景色を楽しめます。
特におすすめなのは、新緑から夏にかけての時期です。
青空に向かって伸びるポプラの緑が美しく、周囲の農場とあわせて北海道らしい開放的な風景を楽しめます。
秋になると葉が黄色く色づいて、夏とは違った落ち着いた雰囲気になります。
有名なイチョウ並木ほど混雑しにくいため、黄葉を眺めながら静かに歩きたい方にはおすすめです。
冬は葉が落ちますが、雪原の中にまっすぐ並ぶポプラの姿は、北海道ならではの景色です。
ただし、雪道は滑りやすく、日没も早いため、明るい時間帯に防寒対策をして訪れましょう。
初めて訪れるなら、木々の力強さと農場の牧歌的な風景が楽しめる新緑から夏がおすすめですが、季節を変えて何度でも歩いてみたくなる場所です。
平成ポプラ並木を写真で紹介
ここでは、私が実際に訪れたときに撮影した写真とともに、平成ポプラ並木の様子を紹介します。
では、見ていきましょう!
北大の西端にある平成ポプラ並木の入口を入ると、こんな景色が見られます。(↓)

これを見た瞬間、「こんなに大きかったのか」と驚きました。
遠くから見ていたときは、それほど大きく感じなかったのですが、間近で見るとその大きさに圧倒されるほどです。
また、緑も濃くて、力強さを感じました。
すぐ横の農場では、羊たちが放牧されています。(↓)

少し離れたところには牛もいます。(↓)

広~い農場の中で、羊も牛も気持ち良さそうに草を食んでいました。
遠くには、ポプラ並木のほか、札幌駅があるJRタワーも見えます。(↓)

農場を眺めていると、時間がゆっくり流れている感じがします。
また、大都市の中心部に、これだけ大きな農場があるのも、北海道ならではですね。
少し歩いてから入口方向を振り返ると、こんな景色が広がっています。(↓)

こちら側からの景色も迫力ありますね。
濃い緑の木々がとても力強く感じます。
道路のカーブしたところからの景色です。(↓)

カーブが並木の美しさを引き立てます。
また、道の両側にポプラがあると、より綺麗に見えますね。
すぐそばに、芝生にそびえ立つポプラが見られました。(↓)

ポプラの濃緑と芝生の黄緑がよく映えます。
先ほどの、アスファルトの脇にそびえ立つポプラとは、また違った魅力を感じます。
別の角度から見た、芝生にそびえ立つポプラ。(↓)

ポプラの後ろに、農場の設備が見えますが、これもまた素敵ですね。
ポプラの魅力を引き立てる名脇役でもあります。
青空に映えるポプラです。(↓)

さらに別の角度から。(↓)

まっすぐ上に伸びる木々がたくましいです。
やっぱりポプラは青空が似合いますね。
外側から見た平成ポプラ並木です。(↓)

外側から見ても美しいポプラです。
大きくて緑も濃く、他の草木を圧倒する存在感を放っています。
そして、ここから「大倉山ジャンプ競技場」が見えます。(↓)

写真ではわかりにくいですが、肉眼でははっきり見えますよ。
もちろん、「大倉山ジャンプ競技場」もおすすめの観光スポットです。
そして、このパノラマビューです。(↓)

先ほど、似たような写真をお見せしましたが、この写真は別の日に撮影したものです。
改めてですが、大学の中とは思えませんね。
最後にお願いです。
北大のキャンパス内は禁煙ですので、タバコはNGです。(↓)

周りに人がいなくても、ルールは守りましょう。
豊かな自然を守るためにも、ぜひ協力してください。
以上、平成ポプラ並木を写真で紹介しましたが、魅力が伝わりましたでしょうか?
実際に訪れてみると、写真で見るよりずっと迫力があります。
写真で見るだけでなく、ぜひ現地に足を運んで見ていただきたいです。
平成ポプラ並木を歩いてみた管理人の感想
平成ポプラ並木に到着して最初に感じたのは、周囲の静けさと景色の広さです。
雄大な風景が広がる一方で、観光客らしき人の姿はほとんどありません。
北大生と思われる人たちが、ときどき徒歩や自転車で通り過ぎる程度でした。
このような景色の中を日常的に歩ける学生さんが羨ましいです。
ポプラ並木と比べると、平成ポプラ並木は100歳近く若いため、一本一本が力強くて、たくましい印象を受けました。
遠くから眺めたときは、それほど高くないように見えましたが、近くまで行くと想像以上の高さです。
実際に木の下から見上げると、遠くから見たときとは異なる迫力があり、思わず圧倒されました。
並木のすぐ横には広い農場が広がっていて、訪れたときには牛や羊が放牧されていました。
ポプラの木々と動物たちがつくり出す牧歌的な風景を眺めていると、札幌の中心部にいることを忘れてしまいそうです。
北大の広さと自然の豊かさを、改めて実感しました。
また、平成ポプラ並木は、そこへ向かうまでの景色も魅力的です。
キャンパス内を通るルートでは、原生林の中を歩きながら、「ここは本当に大学なのだろうか」と思うほど豊かな自然を楽しめます。
一方、大学の西端を通るルートでは、広大な農場を横に見ながら北海道らしい開放感を味わえますし、(有名なほうの)ポプラ並木を見ることもできます。
目的地に着くまでの道のりを、これほど楽しめる観光スポットは珍しいのではないでしょうか。
人がほとんどいなかったこともあり、写真を撮ったり、気になる場所で立ち止まったりしながら、自分のペースでゆっくり散策できました。
当ブログは一人旅をテーマにしていますが、平成ポプラ並木は、まさに一人での散策にぴったりの場所だと思います。
私自身、普段から一人で行動することが多いため、この静かで落ち着いた雰囲気がとても自分に合っていると感じました。
今回初めて訪れましたが、正直なところ、これほど素晴らしい場所だとは思っていませんでした。
JR札幌駅や北大正門からは少し距離があるものの、歩くのが好きな私にとっては、何度でも訪れたいと思える場所です。
休みの日に楽しむ小旅行の定番コースになりそうです。
平成ポプラ並木は、一般的な観光ガイドではあまり紹介されていませんが、間違いなく北大の隠れ名所だと思います。
まとめ
平成ポプラ並木は、有名なポプラ並木とは場所も雰囲気も異なり、広大な農場と力強く伸びるポプラを眺められる、北海道らしい散策スポットです。
JR札幌駅や北大正門からは少し距離がありますが、北大構内の豊かな自然や、大学の西端に広がる農場を眺めながら歩けるため、目的地に着くまでの道のりも楽しめます。
観光客が比較的少なく、自分のペースで写真を撮ったり、景色を眺めたりできるのも魅力です。
静かな場所をゆっくり歩きたい一人旅の方には、ぴったりの場所だと思います。
一般的な観光ガイドではあまり紹介されていませんが、平成ポプラ並木は間違いなく北大の隠れた名所です。
北大を訪れる際は、有名なポプラ並木だけでなく、時間に余裕をつくって平成ポプラ並木にも足を延ばしてみてください!


コメント